最初の日本人移民が海を渡り、ハワイを目指した1868年(明治元年)。
そこからアロハシャツの原点とも言うべき、ハワイアンワークウェアの歴史が始まる。
ハワイの農園で働く日系人のワークウェアとして主に使われていたのは、アメリカやドイツ、日本から渡ってきたパラカチェック生地やアヒナ(デニム)生地。
その他には、独特な絣(かすり)模様を持つ久留米絣(くるめがすり)や縞模様が特徴の松坂木綿(まつさかもめん)なども日系移民たちの心を捉え、ワークウェアに使用されていた。
そんな中、日本を訪れたユニオン・サプライ社により見出されたのが、千筋(せんすじ)と呼ばれるストライプ生地。
絣から派生し、久留米絣や松坂木綿をルーツに持つ生地とされている。
今回復刻する「千筋」生地も、当時ユニオン・サプライ社によって日本からハワイへ輸入され、セイラー・モク・プロダクツが使用したと考えられる。
生地の厚みは10.25オンス。
当時のハワイアンワークウェアに赤色の糸が使用されることはあまりなく、このレッド×インディゴブルーの千筋生地を使ったワークウェアは希少価値が高い。
ディテール詳細
各部のディテールは、十分にパーツが揃わなかった当時のハワイの状況を表しており、補強はカンヌキのステッチで行われ、簡素なドーナッツボタンが使われている。
ジャケットは「簡素」という言葉が最も的確な、当時のハワイの農業労働者のワークウェアの代名詞ともいえる「機能的でシンプル」な作りとなっている。
「セイラー・モク・プロダクツ」はその名が示す通り、アメリカ海軍への納入実績を持ち、セーラーパンツを得意としていた。
今回復刻したパンツも、通称「巻き」と呼ばれる外側のサイドにハギのない(アウトシームのない)タイプを再現している。
Lot No. SS14589 / SAILOR MOKU PRODUCTS 10.25oz. SENSUJI WORK JACKET
- サイズ詳細 (Size Chart)
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素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます。
また、お使いの端末の設定や環境によって、商品の色が実際の色と多少異なる場合もございます。
予めご了承ください。
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