米海軍において防寒用のコートとして厚手のメルトンウールを用いて採用されたピーコートは、1900年代初頭から現在に至るまでほぼ変わらぬ外観持ち、非常に完成度の高いコートとして米海軍下士官からも絶大な支持を得ている。このピーコートは米海軍航空母艦CVA-16レキシントンの乗員が、1956年に極東航海した際に横須賀へ寄港し、個人がカスタムオーダーしたスペシャルな一着。目立とうとする好奇心旺盛な若い兵士は、横須賀基地にあるネイビーエクスチェンジ内のテーラーに立ち寄り、オリジナリティーに溢れた刺繍入りのピーコートを仕立てたのであった。当時、横須賀の街には卓越した手振りの刺繍技術を持つ多くの刺繍店が点在しており、日本へ駐在した米兵達はこぞって刺繍店へと足を運んではスカジャンやスコードロンパッチをオーダーしていた。その背景には為替相場が当時1ドル=360円であり、彼ら兵士たちは非常に安価で刺繍を施すことができたのも魅力の一つであった。豪華でオリエンタルな和柄を刺繍で刻み込んだこのピーコートは、見る者を釘付けにする魅力と迫力があり、当時オーダーを試みた若い米兵の偉大なるアイデアとセンスにはただ脱帽するばかりである。
Made of thick melton wool fabric, the Pea Coat has maintained its iconic form since the early 1900s and continues to enjoy exceptional popularity among Navy officers. A notable customization of this Pea Coat took place when the crew of USS Lexington, CVA-16, made a port call at Yokosuka. In order to create a one-of-a-kind jacket, Navy officers would bring their Pea Coats to the local tailor shop located in the Navy Exchange at Yokosuka base. Over the years, Yokosuka has been home to numerous skilled embroidery shops, attracting many American soldiers who sought out these establishments for their specially customized "Souvenir Jackets" or "Squadron Patches."
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