B-10の改良版として1944年4月7日に採用されたのがタイプB-15である。前身のB-10では、ポケットが垂直に縫い付けられたフラップ付きのパッチポケットであったが、B-15から身頃に切り込みを入れたスラッシュポケットに変更され、これによりパラシュートハーネスを装着した上からでもポケットに手を入れることが可能になった。また、ポケットの袋地には保温性のあるコーデュロイ生地が使用されている。正面のジッパーは防寒性を高めるための前立てが付き、右寄りにオフセットされた。袖を裏返すと、脇の下と肘は切り除かれ、滑り良くするためにレーヨンコットン生地が張られている。大型の襟ムートン、コットンのアウターシェル、そしてアルパカパイルライニングを持つB-15は、動きやすく防寒性を損なわないインターメディエイトの基本形が形成された。
The Type B-15, an improved version of the B-10, was adopted on April 7, 1944. The predecessor B-10 had vertically sewn flap patch pockets, but starting with the B-15, these were replaced with slash pockets cut into the body, allowing access even when wearing a parachute harness. The pocket lining is made of corduroy for added warmth. The front zipper features a placket to enhance cold resistance, offset to the right. The underarm and elbow areas are lined with rayon cotton for smooth movement. The B-15, featuring a large mouton collar, cotton outer shell, and alpaca pile lining, became the standard for intermediate flight jackets, balancing ease of movement and insulation.
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