三日月が浮かぶ夜空へ向かい、咆哮する虎を描いた1950年代前期の作品。本作にはいくつかの特徴があり、そのひとつが雲の刺繍。白い刺繍糸を部分的に染め、その糸を使って刺繍することでヴィンテージの刺繍の濃淡を再現している。そして、もうひとつの特徴がリブ。通常、スカジャンのリブは身頃や刺繍の色に合わせて両面異なる配色であることが多いが、本作は赤・黄・緑の派手なリブで両面同じ配色となっている。これは比較的古い年代のスカジャンにみられる特徴。
リバーシブル面は豊かな色彩で表現されたジャパンマップ柄。富士山の下に咲く一輪の桜が美しい。刺繍された地名が東北に集中していることから、東北地方の米軍基地に納品されていたスーベニアジャケットであろうか。日本地図とともに描かれた朝鮮半島の38度線から、朝鮮戦争中に作られたものと判断できる。
A jacket made in the early 1950s that depicts a tiger roaring to a crescent moon in the sky. This jacket has several distinctive features, one is the embroidery threads used for the clouds, which is white color thread but partly dyed into blue. Another one is color of the knit rib. The color usually differs between surface and reverse side, but this jacket has same color for the both sides.
The reverse side has a Japan map embroidered with colorful threads. Since many of the city name in the map are of the Tohoku (northern part of Japan) region, it could be a Sukajan made especially for U.S. military bases in the area. By the 38-degree line of the Korean Peninsula on the jacket, it can identified as a product made during the Korean War.
ACETATE SOUVENIR JACKET
スーベニアジャケットのなかで最もスタンダードな両面にアセテート生地を使ったリバーシブルタイプ。戦後当時のスカジャンには、シルクに似た高級感を持つ物資統制外品目のアセテートが使われていた。中綿がないため季節を問わず着用でき、独特なドレープ感も魅力といえる。
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素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます。また、お使いの端末の設定や環境によって、商品の色が実際の色と多少異なる場合もございます。予めご了承ください。
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