1935年から米陸軍がCivil Conservation Corps(資源保存市民部隊)に支給したウール製のコート。この部隊は世界大恐慌の最中、25歳までの失業者によって運営され、キャンプを通じて職業訓練を施すことを目的としていた。道路建設や土壌保全のための小規模なダム造りなどの公共事業、森林の伐採、植林などの国立公園の維持管理事業に従事させた。この様なコートは通称『マッキーノコート』と呼ばれ、その語源は木材の切り出し地としてミシガン州マッキノウの地名にちなんだ名称と言われている。陸軍では古くから厚手のウールブランケットを使用したマッキーノコートを採用してきたが、その殆どがオリーブ色であるのに対し、このコートは、陸軍にしては非常に珍しいネイビー色を採用している。前身頃の肩から背中下部まで二重に貼られた贅沢なディテールは、荷担ぎによる肩の負担軽減と防寒を兼ね備えた仕様である。
The coat was supplied to Civil Conservation Coaps in the 1930’s. During the Great Depression, to give job training for unemployed men under 25 years old, this group was formed. And, they fulfilled public work projectsand nature maintenance projects. Like this coat is called as “Mackinaw Coat” which came from the area name, Mackinaw in Michigan. U.S. Army had kept taking Olive-colored Mackinaw Coat made out of heavy weight wool blanket although, this coat which was developed in 1935 was designed with navy color. Luxury detail from front baby to back is for avoiding shoulder’s pressure caused by carrying and protection from cold.
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